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【中堅企業・勤続10年】30代サラリーマンの退職金を公開

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そると

パパは勤続10年で、転職しているよね。退職金はいくらだったの?

あいろん

ど直球な質問だね(笑)10年勤めて、約300万円くらいだったかな。

そると

という事は、パパは退職金は「退職所得控除」で非課税になったんだね。これってめちゃくちゃお得だよね。

あいろん

そるとちゃん、退職金の税制に詳しいね(笑)そうなんだよ、退職金は一括で貰うより30代のうちに自分で貰って運用した方が良いんだよ。

そると

運用も良いけど、そるとのおもちゃもちゃんと買ってよね!

あいろん

(そこは子どもなんだ)

こんにちは!退職金が多くもらえて、嬉しかった経験のあるあいろん(@iron_money)です。

今回は勤続10年前後の30代社員向け「退職金相場」について紹介します。

この記事はこんな方に向けて書いています。

  • 30代で転職を検討している
  • 収入減が気になって転職に踏み出せない
  • 勤続年数が5〜15年程度である

結論としては、下記になります。

  • 退職金は会社規模によって異なる
  • 3年以上勤務すると退職金が支給されるケースが多い
  • 退職金規定は各社ごとに違いがあるのでチェックしておいた方が良い
  • 退職金は勤続年数×40万円分が非課税扱いになる
  • 退職金制度がある会社の場合、10年勤続で100~500万円くらいもらえるケースが多い

それでは早速いってみましょう!

30代が知っておきたい退職金の基礎知識

そると

転職する時って次ばっかり気になるから、そもそも「退職金」って結構ノーマークだよね。

あいろん

そうなんだよね。実際パパもそうだったよ(笑)ただ勤続10年で転職する場合、結構もらえるケースもあるからね。最低限の基礎知識をおさらいしておこう。

「退職金」の前提についてざっくりまとめると、下記の通りです。

退職金について
  • 会社側に支払いが義務付けられていない
  • 「退職金規定」等会社独自のルールに基づく場合が多い
  • 定年退職時以外も支払われる
  • 3年以上の勤続で支払われるケースが多い
  • 自己都合退職でも支払われる
  • 業種業態によって金額差がある
  • 大企業ほど退職金が多い傾向がある
あいろん

上記の通り、退職金規定は「会社によって違う」「規模や業種によってもかなり差が出る」という特徴があります。

そると

パパ、それだけじゃ全然参考にならないよ!(怒)

あいろん

そうだよね(笑)今回は実際にパパが経験した「勤続10年程度で発生する退職金所得」について、深掘りしていきます。

あいろん嫁

「退職金は昔と比べて少ないし雀の涙ほどしかもらえない」「勤続10年程度ではたいしてもらえないし、当てにしない方が良い」なんていうイメージがあったけど、意外にもらえるケースもあるから要チェックだよね♪

退職金でボーナス分の所得は賄える

サラリーマンが転職を考えるとき、経済的負担になりやすいケース。

それは「ボーナスが1回スキップされる問題」ではないでしょうか。

あいろん

タイミングよく賞与直後に転職して、次の会社でもまた次の賞与をもらう…と出来れば良いですが、中々そうもいかないですね。

そると

業種によるんだけど、ボーナスが一回なくなると年収ベースで100万円以上インパクトがあることもザラだからね。確かに死活問題だよね。

あいろん嫁

例えば「4月」「10月」に入社して、ボーナスが「6月・12月」に支給される場合だと、最初の半期はボーナス評価対象外になるからね。

上記の通り、給与額が同水準で転職してもボーナス分で「転職初年度の収入が下がるケース」が往々にして発生します。

そると

これだと、転職がしづらくなってしまうね。

あいろん

そるとちゃん、安心して。退職金規定がある会社の場合、30代の転職は「退職金」でボーナス分が賄えてしまうケースがあるよ。

あいろん嫁

転職を経験していない人だと、退職金を考えないからイメージがしづらいよね。

退職金規定は、実際に退職を検討してから調べるケースが大半です。

あいろん

入社同期に退職金の額を言ったら「転職しようかな」と言っていました(笑)それくらいのインパクトがあります。

10年程度勤められている方であれば、退職次年度において「実質所得」が下がる可能性は低いでしょう。

それが、退職金の力です。

「そろそろ会社辞めようかな」

「でもそろそろボーナスの時期だ」

「ボーナスがないと生活厳しい」

「ボーナスもらってから、また転職考えよう」

あいろん

上記のループで、気づいたら転職のタイミングを逃して「会社にしがみつくしかない」人は存在します。

あいろん嫁

ボーナスの減少を退職金で賄える事がわかっているだけで、損得にとらわれず検討が出来ますね。

そると

パパのように、「30代は転職にあたって経済的制約が少ない」ということが理解できていれば、転職にも自信を持って臨めるよね。

10年勤続でどの位退職金が出るの?

前述の通り、中堅以上の会社であれば10年勤務した時の退職金は「ボーナス一回分」以上もらえる確率は高いでしょう。

あいろん

退職金に関しては明確なルールが存在せず、会社ごとの「退職金規定」がベースになります。テーブルがあったり、基本給に連動していたり、付与ポイントによって査定額が決まったり…様々なタイプがあります。

あいろん嫁

パパがお友達の転職者(10人程度)にヒアリングした結果だと、勤続10-15年のレンジで100~500万円くらいまで退職金の振れ幅がありました。

そると

平均値でいうと、パパのお友達は大企業が多かったので300万円くらいだったそうだよ。

しかしながら、ベンチャー企業や一部の会社では「退職金規定が存在しない」「1円も貰えていない」というケースも存在しました。

あいろん

しかしながら、退職金は後述する「税制優遇」がしっかりしているため、大抵の会社ではボーナス一回分より実質所得が上回るケースが多かったです。

退職金の優遇税制度はどのような形になる?

そると

パパ、そもそも退職金はどのような所得の形になるの?

あいろん

いい質問だね。退職金(一時金)は退職所得として所得税の対象になるけど、特例として下記のような優遇税制度が取られているんだよ。

勤続年数20年以下の場合・・・年数×40万円の控除

つまり、以下のような金額の控除が可能になります。

  • 10年間勤務した場合…退職金400万円までは控除
  • 15年間勤務した場合…退職金600万円までは控除
あいろん

上記を知った時、私は震えました。

「退職金の全額が非課税」という事実に気づいてしまったからです。

そると

退職金に「NISA」とか「iDeCo」みたいな税制優遇の制度があるんだね。金額が大きいだけに、影響も多いよね。

退職金の支払いはいつ頃?

そると

パパ、退職金はいつごろ振り込まれたの?

あいろん

退職して、ちょうど1ヶ月後でした。

「退職金の支払い」については多少差があるものの、基本的には1-2ヶ月後くらいのようです。

あいろん嫁

パパは「急に口座の残高が増えてパニックになった」と言っていました。それくらい急なことのようです。

資産形成期における退職金の有効利用

前述の通り、大企業で10年程度勤続すると300万円程度の退職金が見込めます。

あいろん

個人的には定年まで勤め上げて60歳で貰える2,000万円より、30代で貰える退職金300万円の方がよっぽど嬉しいです。

一例を見てみましょう。

例…大卒後勤続10年で転職し、退職金305万円を受け取って年金受給まで投資に回し年利5%だった場合
  • 32歳時点・・・305万円
  • 65歳時点・・・約1,530万円
そると

すごい!

退職金分を運用するだけで老後資金がほとんど賄えちゃう感じだね♪

あいろん

上記にプラスして転職した場合は「転職後の勤務先の退職金」も見込めます。1社に勤め上げるよりコスパが良いと感じます。

あいろん嫁

大卒男性の退職金は、大企業で勤め上げて2,300万円程度と言われているそうです。ただし退職金相場は年々下がっており、近いうちに2,000万円を割りこんでくるとも言われているそうです。

そると

上記に比べると、一度受け取った退職金を運用+再度退職金受け取りの方がトータルリターンは高いとパパは考えているんだね♪

早期退職は検討の余地あり

終身雇用制度の倒壊に伴い、「早期退職」を実施する企業が増えてきました。

サラリーマンは、「退職タイミング」も非常に重要です。

早期退職を募るということは、会社として切羽詰まっているシグナルでもあります。

企業が早期退職を募って対象者に該当した場合、退職金の割増額を念頭におきながら退職時期を考えましょう。

あいろん

特に30代後半〜40代は転職もしやすいです。「好条件で早期退職→キャリアアップで大手企業へ転職」という強力なコンボが打ち込める可能性があります。

あいろん嫁

一般的には、早期退職割り増しは給与ベースの+1〜2年分と言われています。

あいろん

大事なのは、残るにしても残らないにしても「選択肢」を持てるかどうかです。仕事の主導権は自分で持ちたいところですね。

ラップアップ

今回は勤続10年前後の30代社員向け「退職金相場」について紹介しました。

あいろん

私も退職金の数百万円を運用に回せたおかげで、結果的に資産増加額スピードが早まるという経験をしております。自分で年利7%で運用できれば、約10年で倍に出来るので効率的に増やせます。

自分で年利7%で運用できれば、大体10年で倍に出来るので効率的に増やせます。

最後に一言。

あいろん

退職金規定すらない…という会社の場合、それはそれで転職した方が良いという目安になるかもしれません。

それではまた!

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